こんにちは、SRE部クライアントグループの Smith です。
SRE というとサーバ・インフラのイメージがありますが、なぜクライアント?っていう部分は別の機会にお話したいと思います。

本稿では SRE部として収集し、社内共有している対応期日のある Google Play / AppStore プラットフォーム対応の概要と期日をまとめて掲載したいと思います。
(特に Google Play の方は散逸しがちなので・・・)

この情報は記事として定期的にアップデートしていくかどうか検討中ですが、まずはお試し一発目です。

Android

期日 内容 ソース
~2021/1/18 バックグラウンドでの位置情報利用の事前承認 (新規アプリ) https://android-developers-jp.googleblog.com/2020/11/tips-for-getting-your-app-approved-for-background-location-access.html
~2021/3/29 バックグラウンドでの位置情報利用の事前承認 (2020/4/16 以前に公開されたアプリ) https://android-developers-jp.googleblog.com/2020/11/tips-for-getting-your-app-approved-for-background-location-access.html
~2021/8/1 新規アプリの App Bundle 利用必須化 https://android-developers-jp.googleblog.com/2020/12/now-in-android-30.html
~2021/8/1 150MB を超える新規アプリの Play Asset Delivery や Play Feature Delivery 利用の必須化
OBB のサポート切れ
https://android-developers-jp.googleblog.com/2020/12/now-in-android-30.html
~2021/8/1 ターゲットAPIレベル 30 対応 (新規アプリ) https://android-developers-jp.googleblog.com/2020/12/now-in-android-30.html
~2021/11/1 ターゲットAPIレベル 30 移行 (アップデート) https://android-developers-jp.googleblog.com/2020/12/now-in-android-30.html
~2021/8/2 Google Play Billing Library 3.0 対応 (新規アプリ) https://developer.android.google.cn/google/play/billing/getting-ready?hl=ja
~2021/11/1 Google Play Billing Library 3.0 移行 (アップデート) https://developer.android.google.cn/google/play/billing/getting-ready?hl=ja

iOS

期日 内容 ソース
2020/12/08~ プライバシー情報の提出 https://developer.apple.com/jp/news/?id=707raiff
2021年 初旬 IDFA 取得仕様変更 https://developer.apple.com/jp/news/?id=hx9s63c5
~2021/3/31 APNsバイナリプロトコルのサポート終了 https://developer.apple.com/jp/news/?id=c88acm2b
2021/4~ iOS SDK 14 でのビルド提出 https://developer.apple.com/jp/news/?id=itpt8dkc
未定 UIWebView 承認期間の終了 https://developer.apple.com/jp/news/?id=edwud51q

注意事項

  • ピックアップした項目は弊社プロダクトに深く関わりのある項目のみです、全ての対応項目について網羅しているわけではありません
  • 記載の情報は本稿公開時点の情報です、対応期日の変更や内容の変更などは結構起こるので、時間が経っている場合は公式の情報ソースをご参照ください

補足情報

自プロダクトには該当しないと思われる要素も、サードパーティのライブラリやミドルウェアが該当する場合があります。
広告・効果計測系の SDK や Unity の Web ビュープラグインなど、対応状況やバージョンなどを棚卸しする良い機会かと思いますので、今一度お確かめください。

ドリコムでの周知・浸透方法

ドリコムでは週に1度、社内のエンジニアが集まる定例があります。
議事録も毎週書き起こされていますが、その場で各プロジェクトの対応状況を入力するアジェンダをテンプレ化しています。
これにより、対応方法や対応是非の理由などの相互の情報流通の活性化を促しています。
こんな感じ。

burndown

これらへの対応が遅れたり、そもそも気づいていない状態だと、アプリ審査でリジェクトを食らったり、そもそもアップロードできなくなるなどの問題を引き起こします。
日々の開発・運用業務において「やべっ!あれやんなきゃ!」と肝を冷やすことのないよう、計画的に対応していきたいですね。


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