これはドリコム Advent Calendar 2016 19日目です。

はじめに

クライアントエンジニアの梅林です。
公私共に色々なチャレンジを日々続けていて
今年もあっという間に過ぎました。
自身の経験を元に、出来るだけ特定の職種に偏らない知見を
まとめてみましたので、1つでもお役に立てれば幸いです。

何故ドリコムなのにIoT?

ドリコムは、インターネットにおけるものづくり企業
“インターネット”と“ものづくり”と言えば
IoT(Internet of Things):モノのインターネット
がシックリきたので、記事のテーマに取り入れました。

今年の話題だと、ソフトバンク社のARM社買収が
IoT関連のニュースとしては有名ですが、身近な例では
iOS10で追加されたアプリのホームでHomekit対応製品を操作できたり
Amazon Dash Buttonが日本でも販売されワンプッシュで商品注文できたりと
今後もますます普及が進んでくると思われます。

ただこの記事では、IoTそのものについて深掘るのでは無く
趣味の電子工作を通して、普段の業務であるゲームソフトウェア開発に活かせること
それぞれの共通点から改めて考えてみたものです。

趣味で電子工作

(あくまでも趣味で)回路設計して複雑なものを作るのが夢ですが
まだまだ勉強中なので、既成のキットを組むところから始めて
部品の特性を覚えるのと、工具が少しずつ増えるのを楽しんでます。

これまで作ったのは、通電テスタ(スピーカから発音)、PICマイコンのライタ用コネクタ
ぬいぐるみの手をつかむとメロディを鳴らす、ぬいぐるみの目を光らせる、などです。
※ぬいぐるみ以外はプラスチックケースに入れてますが見た目が良くないので写真は割愛させて下さい。

比較的最近に購入した工具は、ワイヤストリッパとツールクリップです。

IoTと電子工作

オフラインの電子工作も楽しいのですが
マイコンボード入力センサー通信モジュール(Wi-Fi,BT,IR,etc)を組み合わせるだけで
離れた場所から自作の回路を動かし入出力が行えるので、センサーをトリガーにした制御や
モーターを組み合わせた物理的な制御など、アイデア次第で無限の可能性があるところが魅力です。

仕事ではソフトウェアしか触らないのですが、自作のハードウェアに触れることで
完成された製品のありがたみが良く分かります。

電子工作の制作(開発)の過程で良く失敗するポイントを元に
うまくいくために意識した方が良いポイントをまとめてみました。

良く失敗するポイント①:一度に作ってしまい、問題が起こった時に原因箇所の特定に時間がかかる

電子工作でのプロトタイプは、ブレッドボードでの仮組みですが
「よし、これでいける!」と思って、ユニバーサル基板等に一気にハンダづけして
電源ONしても動かない。。。
「う〜ん、どこが悪かったかなぁ?」とパーツ毎にテスターで導通確認。
結局問題は電池切れだったりしたこともしばしば。。。

意識した方が良いポイント①:モジュール化し、テストし易くする

部分的にちゃんと動くものを組み合わせていくのが、早くて確実です。
毎回イチから作るのでは無く、過去に作った確実に動作しているものを再利用したいところです。
慣れていない分野では、いきなり再利用可能なものを作ろうとしてもうまくいかないことが多いので
いままで作ってきたものから共通部分を抜き出すことから始めると良いです。
再利用するために、どこからどこまでを切り出すのかの設計は難しいのですがやりがいがあります。

特殊なツールを使わなくても動作していることが確認できると、効率化できストレスも軽減できます。

良く失敗するポイント②:見積もり通りに終わらない

今月中に1つ新作を完成させようと思って部品を注文するが、予定日に届かない。
コネクタを自作する際、想定よりも多く圧着に失敗して部品が足りなくなる。
回路が予想以上に大きくなり、小さめのブレッドボードだと入り切らず組み直しが発生。
週末に別予定が入っていたことを思い出し作業時間が取れなくなった、などなど。

意識すべきポイント②:全体を把握して、部分的に実施した工数から総量を予測し、余裕を持ったスケジュールにする

見積もりが合わない原因は、以下のことが考えられます。
・やるべきタスクの認識が漏れている
・タスクを洗い出したのに実施を忘れている
・タスクの難易度やボリュームを見誤っている
・作業ミスや何らかの事故により、手戻りが発生する
・タスクを完遂するのに必要なものが来ず、待ちが発生する
・別作業の割り込み等で、タスクに割り当てる時間を取れない
・やりたいことが増えて、やるべき範囲が広がってしまう

ソフトウェア開発では一人で完結する方が稀なので、自分ではコントロールできない部分に対して
どこまで備えておくかが成否に影響します。
未経験のタスク割合が多いほど漏れ誤りのリスクが高くなるので、しっかり事前調査が必要です。

良く失敗するポイント③:作業に集中できずミスをする

机に他のものが置いてある状態で部品や工具を扱っていると
作業できる範囲が狭くなって、少し作っては片付けてを繰り返す羽目になりがちです。
テレビを見ながら作業したりすると、どこまでやったかを忘れることも。。。

意識すべきポイント③:作業環境を整理整頓し、綺麗な状態を保った上で、作業時間を確保する

デスクトップが溢れかえっている人、居ませんか?
タブ/ウィンドウ/ファイル/アプリを開きすぎていたりしませんか?
余計なものが目に入ると作業効率が下がることが多いです。

1つの事に集中して区切りの良いところまで完了させ、また別のことをする
これを意識することでミス/事故/何かを探している時間が少なくなります。

さいごに

趣味と仕事・1人とチームでの作業は、当然違う部分はあるのですが
共通する部分に対する解決のための考え方は有効な事が多いので
みなさんも是非お試しください。

About the Author

梅林 良太

クライアントエンジニア

専門学校卒業後、携帯電話開発に組み込みエンジニアとして約10年携わり、2012年にドリコム入社。複数のブラウザゲームアプリやネイティブゲームアプリの新規開発/運用を経て現在に至る。近年は若手の育成に力を入れている。