これは ドリコム Advent Calendar 2018 の5日目です。
4日目は irohirokiさんによる、 RubyのEnumerableを使ったリファクタリング です。


IT系の仕事は、職種に限らずどうしても椅子に座っている時間が長く、どうしても運動不足になりがちです。

長時間座っていると、腰が痛くなってくるだけではありません。糖尿病や高血圧、挙句の果てにはガンのリスクを高めると警告されています。
運動不足の弊害も枚挙に暇がありません。

社員の健康は会社の生産性にも関わってくる問題です。
座りすぎをなんとかしないことには、巡り巡って企業の競争力が低下してしまうかもしれません。

そこで、GoogleやFacebookなどを筆頭に「スタンディングデスク」を導入して社員の座りすぎを防止する取り組みを始める会社がチラホラと現れてきました。日本でも取り入れている企業があります。

しかし、本当にそれだけで座りすぎ問題/運動不足問題は解決できるのでしょうか?

僕は、必ずしも解決されないと思います。

フック入力キーボードでデスクワークに革新を

座りすぎ問題/運動不足問題を解決するためのウルトラCが、こちらのフック入力キーボードです。

フック入力キーボードとは、その名のとおり、フックで文字を入力するキーボードです。

UX的にはスマートフォンのフリック入力を参考にしているので、スマホに馴れている人であれば問題なく使えるはずです。

例えば、実際に「こんにちは」と入力するための動きは、こんな感じになります。
まずは「こ」です。「か」を押してから下に衝撃を加えます。

次は「ん」です。「わ」を押してから上に衝撃を加えます。

続けて打つとこのようになります。

このように体全体を使ってタイピングを行うことができます。

フック入力キーボードの運動量の多さは、ぱっと見でも分かっていただけたのではないでしょうか。
それもそのはず、実際にやってみればわかりますが、フック入力キーボードの消費カロリーはボクシングのミット打ちとほぼ同等程度の運動強度があります。

そのため、概算ですがフック入力キーボードを使った作業で消費するカロリーは1時間あたり約346カロリーとなります。
1日の半分をこれで作業した場合、1384カロリー = 体脂肪154グラム相当の体脂肪を燃焼できるのです。

これで健康にならないわけがありません。

フック入力キーボードの実例

実際に同僚や上司にメールやチャットを送るシーンで使うと、こんな感じになるという例を紹介します。

進捗どうですか



スピード感を高めて行きましょう。

申し訳ありませんでした。



丁寧に謝罪したいときにも使えます。
誠意がより一層伝わりそうですね。

Enterは膝がおすすめです。

フック入力キーボードの作り方

主な素材は、
・床に敷くジョイントマット
・ビニールシート
・合皮
・金属の網
・梱包シート
・マジックテープ
・ガムテープ
・Arduino
・ボタンスイッチ
・ジャイロセンサ
です。


フック入力キーボードは乱暴に扱われることが多いため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

そこで、クッション側とセンサー側の接合はマジックテープを使用しつつ、

センサー類を配置した板は簡単に出し入れできるようにしたため、メンテナンス性が抜群に。

ボタンセンサは4×4の16個が数珠繋ぎになっています、パンチの衝撃が加わり壊れやすいことを考慮して1つだけを簡単に取り外せるようになっています。

このボタンセンサが各キーの下に配置され、正面からストレートでパンチしたときの入力を検知します。
フックやアッパーなど上下左右からのパンチは本体の中央に取り付けられた1つのジャイロセンサが認識します。

まとめ

とはいえ、まだまだフック入力キーボードは生まれたばかり。
まだまだ問題は山積しております。

最も大きい課題としては、スタミナの課題がありました。
フック入力キーボードで文字を入力していると、段々疲れてきてしまい、入力速度が著しく落ちてしまうのです。
また、キーボード本体がそこそこ重いため、持っている側が長時間の文字入力に耐えられません。

これらの課題はユーザー各員が肉体的に強くなっていけば解決されるため、フック入力キーボードを継続的に利用していれば問題なくなっていくのでないかと想定できますが、特に初期段階での継続率、及び既存のキーボードからの乗換えコストの高さが目下の課題となっております。

しかし、未来の当たり前をつくる仕事は大変ですが、やりがいがありますね。
今後はフック入力のタイピングゲームを作るなどして、より一層の普及に向けた取り組みを進めていければと考えていますので、ご支援・ご指導のほど、よろしくお願いいたします。