これはドリコム Advent Calendar 2016 9日目です。

こんにちは。入社一年目のダーハラと申します。
デザイナーとして新卒で入社し、今はゲームのシナリオ制作を担当しています。
今回は仕事内容とは関係ないのですが、趣味として長年続けている「レゴ」の話をしてみます。

レゴ

この記事を読んでいる方で、おそらく知らない人はいない玩具の1つだと思います。
みなさんが「レゴ」と聞いて頭に浮かべるのはどのような形状のブロックでしょうか?
現在までに生産されたブロックは、およそ3000種類にも及ぶといわれています。
このブロックを独自に組み合わせてモデルを作る人は一部で「レゴビルダー」と呼ばれており、アマチュアを通り越してレゴ社からプロ認定された凄腕ビルダーは「プロビルダー」あるいは「マスタービルダー」と呼ばれていたりします。

私の場合は幼少期の頃からレゴで街や建物を作ることが好きで、毎年レゴ関連のイベントに参加していたこともあり、すっかりレゴが持つ魅力の虜になってしまいました。


制作フロー

ここからはレゴのうんちくなどを語っていても面白くないので、実際にレゴで立体を制作してみます。
今回は弊社のオリジナルゲーム「ちょこっとファーム」のひよこを作ってみます。

市販されているこのセットのブロックをメインに使います。

まずは対象物のひよこをよく観察します。このときに目や口などパーツに加え、アウトラインなどを観察して、それを表現できそうな形状ブロックをざっくり決めています。

ブロックを選定したら、実際に組み立てていきます。今回は「隠れポッチ」と呼ばれるブロック表面の凹凸をタイルパーツ隠す組み方で進めていきます。

ひよこの顔がだいぶ出来上がりました。おでこや頬もあえて曲面パーツを使い、ひよこのふわっとした質感を表現しています。

顔が完成したので厚みのある頭部にドッキングさせます。最近ではブロックを上に積み上げていく定番スタイルに加え、側面にブロックを取り付けるスタイルが増えてきました。これにより複雑な形状を作ることが可能になります。

次に胴体を作ります。頭と同様に丸みを表現します。

頭と同様に曲面パーツ使って表面の丸みも表現します。また、羽を胴体に取り付けるためにクリップパーツを使い、蝶番のような構造体をつくります。

羽が付きました。同様に反対側にも羽を取り付けます。ちゃっかりスロープパーツで作った足も取り付けました。

最後に頭と胴体をドッキングさせます。

完成です!高さ15㎝の手乗りサイズのひよこになりました。

このように限られた部品だけで対象物をどう再現するのかを考えてみることもレゴの楽しさのひとつですので、これを機にみなさんもレゴを始めてみてはいかがでしょうか。