
この記事はRubyKaigi 2019の1日目のセッション報告になります。本日行われたセッションの中でも私が特に気になったものをご報告させていただきます。
また、基調講演の様子はこちらにございますので、合わせてご覧ください。
A Bundle of Joy: Rewriting for Performance
このセッションはRailsのコア開発メンバーである、Matthew Draper氏(@_matthewd)による発表になります。Bundlerにも改善の余地がある
BundlerはRubyのパッケージ管理ツールであり、Rubyエンジニアにとっては必須のツールかと思います。新しいプロジェクトを作成したり、gemを追加する際にはbundle install、Railsを動かす際にはbundle exec rails xxx といった具合に頻繁にBundlerを利用しています。
そんなBundlerですが、Rubygemsや手動でgemを読み込む場合と比較するとパフォーマンスが悪いそうです。そこで、Matthew氏はリファクタリングによるパフォーマンス改善方法を示されていました。
Gel:新しいパッケージ管理ツール
また、Matthew氏は新しいパッケージ管理ツールとして、Gelというツールを提案しています。 このツールは、Bundlerと同様にgemのinstallやupdate、execコマンドを提供しています。使い方もBundlerと同じように利用することができます。
# ex. gemをinstallする
## Bundler
$ bundle install
## Gel
$ gel install