こんにちは!
DRECOMエンジニアの平野です。
RubyKaigiの1日目に参加してきました。
時間軸に沿ってレポートします!
9:30~ ブース設置
DRECOM は今年、Ruby Sponsor として協賛させていただいていて、
弊社からは多数のメンバーが参加しています。
ブース出展も行なっていて、
お水やステッカー、技術スタック一覧を載せた資料をご用意しています。
10:30~ 各セッション
@n0kada さんの keynote、
弊社エンジニア @onk の “API development in 2017” のセッション、
@hsbt さんの”gemification for Ruby 2.5/3.0” のセッションを聞きに行きました。
速報記事ついてはこちらをご覧ください。
keynote では、Ruby の開発がどのように行われているかを聞くことができました。
Ruby の開発は svn で運用されていて、git はミラーで使われているとのことでした。
理由は windows へのサポートがされていないこと、svn から git への移行は大変ということ…などありましたが、
Ruby は git よりも歴史が古いということが衝撃でした。
また、ruby-list にきた質問で、Ruby のスペースの扱いに付随する問題が取り上げられ、parse.y のコードの解説が行われました。
この話題中にライブコミットが行われ、とても盛り上がりました。
他には、Method extraction operator や右代入について現在議論されていることが話されました。
右代入については右矢印を表す適切な記号が無いのでまだまだ議論が必要とのことでした。
質問タイムでもこの右矢印をどう表現するかについて話されていましたが、個人的には |> を使うという案がツボでした。
@onk のセッションでは、REST の歴史を振り返るとともに、現在のスキーマファースト開発について、
そして、今後API開発の主戦場がクライアントサイドに移っていくのではないかという話がされました。
個人的には、今 @onk さんと一緒のチームでフロントエンドエンジニアとして開発を行っていて、スキーマファースト開発の恩恵を受けている立場なので話がすごく身にしみました。
サーバサイドとフロントエンドのエンジニアが 一緒にスキーマを書いて、開発して、テストして、結合して…という流れが当たり前になり、
開発のスピード感がすごく上がってきた実感があります。
今後のスキーマファースト開発、とくに REST のその先(GraphQLなど)の動向が気になっているので追っていきたいと思います。
休憩中には、matz さんにサインを頂きました!
大事にします。ありがとうございます!
こんな風に matz さんとお会いできるのはなかなかないことなのでとても嬉しかったです。
1日を通して感じたこと
- さすが国際会議だけあって、やはり外国の方が多い!
- ブースに立ち寄ってくださったときに会話できるように英語の練習をしておかないと…と思いました
- セッションがとっても面白い!
- @hsbt さんの、geminification についてのお話など、これからの Ruby 開発に不可欠な話題が盛りだくさんでした。
- 多くの Ruby に関わるみなさんの努力があって今我々が Ruby を使っての開発を楽しめているのだなぁ…と実感しました。
- Ruby 開発に関わっている方々と情報交換ができる
- コミッターの方々に質問をしたり、matz さんとお話ができるのは RubyKaigi に参加する最大のメリットだと思います!
- 意識が高まる
- セッションを聞いて、もっと Ruby を書きたくなりました。
1日目の終わりのアフターパーティーでは、美味しいお酒とお料理が振る舞われ、とても会話が弾みました!
1日目、お疲れ様でした!
2日目もブースにてお待ちしておりますので、ぜひお立ち寄りください!
Rubyist の皆様とお話できることを楽しみにしています。
また、引き続き速報記事をあげていきますので、そちらもご覧ください。