これはドリコム Advent Calendar 2020 12 日目の記事です。
11日目は 小林航大 さんによる「AWS Cloud9 を活用したら、個人開発が捗った話」です。

「 Please be informed there is a Santa Claus. 」
と言ったのは、月周回宇宙船アポロ8号の乗組員、ジム・ラベル飛行士。
1968年12月25日のことでした。

「 月にはサンタクロースがいる 」と訳され、国内の学習雑誌出版社が作る超常現象雑誌で長い間、 「宇宙飛行士は月で地球外生物の乗った宇宙船を目撃」と取りざたされました。
まあ、生物が生存不可能であろうと思われる月の裏側には、地球外生物の乗った宇宙船がいたとしても、さすがにサンタクロースは居ないであろうことは想像に難くありません。

しかし、なぜ、これほど多くの人にいると信じられているサンタクロースなのに、あったことのある人の証言は少ないのか。
私は今まで、サンタクロースからプレゼントをもらったことが一度もないどころか、その影すら感じたことがありません。

「お父さん、お母さんの言うことを聞く、良い子のところには地球の裏側からでもサンタさんはプレゼントをもってやってくるのさ。」という、某ネズミー映画に出てくる父親のセリフを信じるならば、私が子供の頃、きっと、悪い子だったからに違いありません。

いまさら、心を入れ替えたところで、プレゼントがもらえるわけはないでしょうが、 現代のサンタクロースを信じる、良い子の皆さんのためにサンタクロースの存在を確定すべく、今立ち上がらずにいつ立ち上がるのか!
その想いを熱く抱くのでした。

決して、技術ネタが思いつかないので、ありきたりなクリスマスネタに逃げ込んだわけではないんだからねっ!



前述の「 地球の裏側からでも 」という証言から、彼の活動範囲はかなりワールドワイドであろうとは想像できます。
「地球の裏側」とは対蹠地のことでしょう。

ちなみに、みんな大好きグーグル先生で対蹠地を算出するツールを探したところ、「 AntipodesMap 」というサイトを発見しました。
わが家の対蹠地はチリのはるか沖の洋上でした。
安倍前首相が日本から土管を掘って、対蹠地に向かってもブラジルには着きません。
日本では、沖縄地方からでないと対蹠地が陸上にはならないようです。

もしも仮に、現時点で洋上の対蹠地にサンタクロースがいたとして、連絡をつける方法はないだろうか。
熟考した結果、中学生のころにアマチュア無線の免許を取得し、沼っていたころによくお邪魔させていただいていた、親戚のアマチュア無線施設にあたりをつけて連絡してみました。
そして、なんと、30年ぶりに生存が確認されたのでした。

まだ、アマチュア無線なんてオワコ・・・いえなんでもありません。

さすが、我が一族。40年前の趣味をまだ続けていたとは、なかなか侮れません。
「(コロナ禍の発信地である東京近郊から)わざわざ、こんな田舎に来るなんて」とひどくヒンシュクを買ったものの、今では手に入りにくい、無線機の部品各種で買収し、11月の連休の3日間、サンタクロース探索(以後サン探索)を行うこととしました。
しかし実際にサン探索が行えるタイムリミットは6時間です。

ここで一つ、言い訳をさせてください。
今回うかがったアマチュア無線施設は福島の山奥にあり、某番組に取り上げられてもおかしくない、まさにポツンと一軒家です。
グーグルマップ先生の情報では、目的地まで、片道6時間23分、朝早く出れば、移動を除いて 余裕で 2日間ぐらいはサン探索に使えると高を括っていました。
電話も簡単につながったため、出発段階から行く先の状況を見誤っておりました。
SuperCub110という、原付2種のバイクで行ってしまい、そのため高速道路や自動車専用道にのれず、俗にいう下道(シタミチ)での移動になったために、片道に倍の時間がかかる始末。
そのうえ、行先の山奥は、30年前より過酷な秘境と化しておりました。
到着直前にはこんな企画を逃げ道に考え付いた自分を100年分呪いました。
そんなわけで、どんなわけだか、 到着日の翌日昼まで熟睡してしまったために、サン探索のタイミリミットは 6時間ほどとなりました。

6時間ほどコールを続けた結果、オーストラリアの方との通信1件には成功しましたが、さすがに対蹠地付近の漁船でもなんでもとつながるわけはなく、今回の目論見は失敗となりました。
敗因は、こちらが昼付近であるということは、相手方は真夜中から朝方であったろうと思われること。
世界的に見ても携帯電話で世界と通話ができるような世の中で、元々、アマチュア無線なんてオワコ・・・いやなんでもありません。


さてさて、対蹠地付近の探索が不調だったということは、サンタクロースはまだ、月の裏側にいるのかもしれませんね。
これは、確認しておかなければなりません。

皆さんは、北海道にあるISTという会社をご存じでしょうか。
私、数年前からこの会社のファンクラブ「なつのロケット団」の会員になっておりまして、いつの日にかロケットの片隅にでも空きスペースができましたら、ぜひとも、「月の裏のサン探索機」を搭載させてもらいたいと、虎視眈々と悪だくみ・・・いやちがっ、夢を描いている次第です。

SFファンの妄想は宇宙へと広がっていくのです!



明日は やっち さんの「在宅?でリモート?で新卒です!」です。

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About the Author

ぐん

ぐん

アプリケーションプログラマから、歌って踊れるプログラマを目指したものの、歌って踊れるようにはなれなかったため引退。心機一転、一風変わった情報システムエンジニアを目指す。
前提となる技術がないため、ちゃんとした技術文章が書けない弱点を持つ。
なんか、ぎじゅつ文章ってのが書けたら偉そうだなって、ただの出来心なんです。